4年推移・初日倍率・確定倍率から見る令和8年度入試の特徴
はじめに
令和8年度(2026年度)兵庫県公立高校入試(推薦・特色など)の出願倍率が確定しました。
前年との比較だけでなく、過去4年間の倍率推移を見ることで、西宮エリアの志願構造の変化がよりはっきり見えてきます。
兵庫県公立高校入試(推薦・特色など)は、
【試験日程】
2月17日(火)、2月18日(水)
【合格発表】
2月20日(金)
となっています。
なお、兵庫県公立高校入試は、3月にも実施(3月12日(木)試験、3月19日(木)合格発表)されます。
① 各校の倍率推移

上位校は引き続き高倍率ゾーン
★ 市立西宮(グローバルサイエンス)
- R5:2.28
- R6:2.48
- R7:2.23
- R8:2.53
4年推移を見ると、常に2倍台を維持する高倍率ゾーンに位置しており、今年は再び上昇しました。
★ 市立西宮東
- 科学探求
- R7:1.78
- R8:1.65
- R7:1.78
- 社会探求
- R7:1.60
- R8:1.55
- R7:1.60
市立西宮東はやや落ち着いたものの、依然として高倍率を維持しています。
★ 市立西宮(普通)
- R5:1.73
- R6:1.30
- R7:1.55
- R8:1.53
今年も市立西宮(普通)は1.5倍を超えてきました。上位校の各コースは軒並み高倍率と言っていい状況です。
県立西宮が大幅に高倍率化
★ 県立西宮 普通
- R5:1.59
- R6:1.76
- R7:1.97
- R8:2.41
年々倍率が上昇し、今年は大きく跳ね上がった年となりました。人気の高さがうかがえます。
鳴尾は2年連続の倍率減少から反転
★ 鳴尾
- 国際文化情報
- R5:1.35
- R6:1.13
- R7:1.00
- R8:1.25
- R5:1.35
地域の人気校である鳴尾は、昨年1倍でしたが、今年は倍率が上がってきました。
新設校は倍率が大きく動く
★ 西宮苦楽園
西宮苦楽園(文理探求)は令和7年度新設校で、
- R7:1.70
- R8:0.50
と大きく変動しました。
新設校は志願層が安定するまで数年かかるため、倍率の変動幅が大きくなっているようです。
市立西宮、県立西宮以外の普通科は大きく倍率減少
★ 鳴尾(普通)
- R7:1.48
- R8:1.15
★ 西宮南(普通)
- R7:1.75
- R8:1.17
鳴尾(普通)や西宮南(普通)は年によって倍率が変動する傾向にありました。
今年は昨年の高倍率を受けて倍率が減少しました。
② 初日倍率と確定倍率の関係

令和7年度は、
- 初日低倍率
- → 最終倍率上昇
という学校が多く見られました。
一方、令和8年度は
- 初日から倍率が高い学校が多い
- 確定倍率も大きくは変わらない
という傾向があり、初期段階から志願動向が固まっていた年と言えます。

③ 志願構造から見える重要ポイント
今回のデータから見えるポイントは次の通りです。
- 上位校(市立西宮・西宮東)は安定した人気
- 県立西宮は大幅に高倍率化
- 新設校は倍率が安定するまで時間がかかる
- 初日倍率だけで安全判断するのは危険
倍率は「人気の流れ」を示す指標であり、
実際の合否は
- 内申点
- 当日点
- 合格ライン
によって決まります。
まとめ
令和8年度入試は、
- 上位校は軒並み高倍率
- 上位校以外は、年による変動が大きい
- 新設校は様子見
という特徴が見られました。
上位校は高倍率であっても気にせず受験し、上位校以外では倍率をみて受験するかどうかを決める、という傾向があるのかもしれません。
志望校検討では、単年倍率ではなく
複数年推移+学力位置の確認を合わせて判断することが重要です。




