令和7年 公立高校(一般入試)推定実質倍率

3月19日に兵庫県内公立高校入試(一般入試)の合格発表がありました。合格された皆さん、おめでとうございます!惜しくも希望する高校の合格を逃した皆さんも良く頑張りました。今回の経験も今後の人生に向けた大切なヒントになるはずですから、前を向いて頑張っていきましょう。

さて、今回の一般入試合格発表に関連して、兵庫県教育委員会より合格状況の発表がありました。詳しい内容は兵庫県教育委員会のHPでご確認いただくとして、ここでは発表された内容から、各高校の実質的な倍率についてお伝えしたいと思います。

一般入試では、「複数志願制」が採用されており、出願時に第2志望の高校を書くことができます。このため、第1志望の出願者だけで算定される出願倍率と、実際の倍率(実質倍率)は異なります。

ただ、兵庫県教育委員会からは実質倍率の発表はありませんので、第二志望の出願者数や、各高校の偏差値、受験者の出願傾向などを加味して、独自の算出方法に基づいて実質倍率を推計しました。

出願倍率1.74倍と発表されていた県立西宮高校ですが、実質倍率は2倍を超えるものと思われます。また、鳴尾高校、西宮今津高校は、いずれも出願倍率が1倍を少し超える程度でしたが、実質倍率では1.2~1.6倍程度だと推計されます。新設の西宮苦楽園高校も最大で1.3倍程度の実質倍率だと考えられることから、実質倍率がほぼ1倍と考えられる西宮南高校を除いて、ほぼすべての西宮市内の高校が軒並み高い実質倍率となりました。

来年の入試では、今年の実質倍率を踏まえた「ゆりもどし現象」(前年の倍率が高い高校を避け、前年の倍率が低い高校に人気が集中する傾向)のほか、私立高校無償化の影響がどこまで公立高校の合格倍率に影響するのか注目されます。

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